社会課題の いま を捉えるメディア
ハートネーションマガジン

7人に1人が貧困。知られざる日本の子どもたちのリアル。
「この子を、誰か育てて…」

小学3年生のあさみちゃんとお母さんの、実体験。

HN編集部 更新日:2020/11/20 <PR>
関連タグ #子ども #貧困 #学童保育
目次
✓ 小学3年生のあさみちゃんに起きた変化
✓ あさみちゃんとお母さんを救ったもの
✓ 心をケアする学童保育の新しい価値

突然の父の事故死。
シングルマザーになったお母さんとあさみちゃんに起きた変化。

東京で暮らす、竹村さん一家(仮名)。親子3人の穏やかな暮らしが一変したのは、娘のあさみちゃんが小学3年生になるころだった。

お父さんが、突然の交通事故で亡くなってしまったのだ。

あさみちゃんはお父さんがいなくなってしまった。
急にシングルマザーになったお母さんは、家計と育児の責任を1人きりで背負うことになった。
学童に通えない家庭では、小さな子が毎日1人で何時間も過ごすことになる。
「わたしが生活を支えなければならない」
「お父さんがいないからといって、娘に不便を感じさせてはいけない」
「この子をちゃんとまともに育てなければ」

頭をかすめるプレッシャーに耐えながら、毎日遅くまで働く日々。食卓にはコンビニ弁当が並ぶことが増え、洗濯すらままならない日もあった。

あさみちゃんは学校でふさぎこむことが増えていった。

学校では妖怪ウォッチが流行っていたが、今のお母さんにおねだりすることはできない。あさみちゃんはその話題になると、いつも輪からそっと離れて1人ですごすようになった。
放課後の過ごし方も大きく変わった。それまでは「おかえり」を言ってくれるお母さんが家にいたのに、今は誰もいない。寂しくて、ぼんやりとテレビを見て過ごす時間が増えた。授業にも宿題にも身が入らず、勉強は遅れ気味に。

友だちと、少しずつ話が合わなくなっていく。周りと、当たり前が違ってくる。あさみちゃんは誰にも相談できずに一人で孤独な気持ちを抱えるようになり、お母さんに反抗することも増えた。

お母さんはそんなあさみちゃんを見て思った。

どうしてこんなに頑張っているのに、この子は反抗ばかりしてくるんだろう。どうして私だけが、こんなに辛い思いをして子育てをしなければいけないんだろう。

「本当に辛い日々でした。いっそ誰かに育ててもらいたい。そう思ってしまった時期もあります」

お母さんは、当時のことをそのように振り返る。

あさみちゃんとお母さんの心を救った学童保育の無償活動

まだ3年生のあさみちゃんが放課後の時間を一人で何時間も過ごさなければいけないことについて、お母さんは気がかりだった。しかし空きのある民間学童の利用料金は高く、今の家計状況では利用することができない。

そんなとき学童保育を無料で利用できる「奨学制度」に出会う。
(※学童保育:保護者が昼間家庭にいない小学生を対象に放課後や土日などに子どもの生活を保障する事業)

それから、あさみちゃんの生活は少しずつ変わっていった。

例えば、食事を楽しめるようになったこと。一人で食事をとることが増えていたあさみちゃんにとって、学童で友達や先生と一緒に手づくりのおやつや夕飯を食べる時間は、毎日の楽しみになった。食事を楽しむうちに、好き嫌いも自然と減っていった。

勉強への取り組みも変わった。学童では先生が宿題を見てくれるので、わからないところは教えてもらうことができる。友達と競い合うようにしてプリントに取り組むのも、一人で留守番をしていたころにはできなかったことだった。

このようにしてあさみちゃんは、だんだん自信と明るさを取り戻していった。
学童保育で友だちと一緒にご飯を食べる子どもたち。写真と本文とは関係ありません。
変化はあさみちゃんだけでなく、お母さんにもあった。

生活や子育てへのプレッシャーと思い通りにならない日々に、疲弊しきっていたお母さん。学童を利用し始めた頃は、学童のスタッフにも心を開いて話すことはできなかった。

そんなお母さんに、学童のスタッフはこう語りかけ続けた。

「お母さん、いつでも相談してくださいね」
「子育てと仕事だけではなくて、お母さん自身の時間もとってくださいね」
「わたしたちも一緒に、あさみちゃんの成長を見守っていきます」

わたしの気持ちを理解しようとしてくれる人がいる。ただ子どもを預けるだけではなく、わたしの心にも向き合ってもらえる。「あさみとの生活を、まだ続けられる」少しずつ、お母さんの心は和らいでいった。

心をケアする、新しい学童保育の価値

「貧しくて学童保育に通えない家庭は、お子さんはもちろんのこと、お父さんお母さんの心にも緊急のケアが必要な状況が多いんです」

学童保育NPO団体「Chance for All」(以下CFA)代表の中山 勇魚(なかやま いさな)氏は言う。
CFAでは貧しい家庭に学童保育を無償提供する「奨学制度」活動をおこなっている
参考:親たちから熱烈な支持を得る学童保育「Chance for All」はなぜ、子どもたちの「楽しい!」を引き出せるのか
「貧困のなかでなんとか生活してきたご家庭においては、お子さんやご両親が心に大きな孤独を背負っていることがあるんです。貧困問題への対策としてまず行政があります。ですが、自分から行政に相談できるご家庭はそれほど多くありません。そうやって家庭が孤立化していくと最悪のケースを防げない、手遅れになる場合も出てしまいます。」

CFAでは、貧しさから学童保育に通えない家庭に対して、無料で学童保育に通える「奨学制度」を提供している。中山氏はこう語る。

「私たちの奨学制度は、そういったトラブルを未然に防ぐ機能になりたいと思っているんです。単純に預かるのではなく、困難を抱えたご家庭に対して長期的にしっかり一人ひとりの心と向き合っていける、そういう団体であるべきだと思っています。」

ひとり親世帯の貧困率は、実は約50%

なんと今、日本の子どもの貧困率は13.5%。つまり「子どもは7人に1人が貧困層」だ。さらに、ひとり親世帯にしぼると貧困率は48.1%。約半分が貧しさに苦しんでいる。貧困層の子どもたちの多くは、放課後という長い時間を家でひとりで過ごす。そして生活のプレッシャーが、親と子の心を追いつめていく。

CFAの奨学制度を利用できている率は全体の3%。「本来の貧困率からすると、もっともっと引き上げないといけない」中山氏は言う。幸い、あさみちゃん親子はCFAの奨学制度に出会って、たくさんのサポートをうけながら、生活ができている。

いまなら30秒でできる無料アンケートで
放課後のない子どもたちを救う活動に参加できます

7人に1人が貧困世帯の日本では
多くの子どもたちが学童に通えずにいます。

CFAでは、お金がなくて学童に通えない子どもを助けるために
学童の無料提供を行う「奨学制度」を提供しています。

1人でも多くの子どもたちを助けるために、多くの人の寄付が必要です。

30秒でできる無料支援があります。
2問のカンタンなアンケートに答えるだけで10円がCFAに寄付されます。

子どもたちが放課後を奪われないように。
ほんの少しの時間で、寄付をしてみませんか?
情報提供:NPO団体 Chance for All
※本記事は実際のインタビューを元に、個人が特定できないように作成されました。

編集部より

東京都足立区にあり、子育て家庭に向き合う姿勢とサービス品質の高さで高い支持を得る、学童保育のNPO団体「Chance for All」。

今回はCFA代表の中山 勇魚さんにお話を伺いました。

中山さんは18歳の時に家庭の事情で両親との夜逃げを経験。ホテルやウィークリーマンションを転々とし、すでに合格していた大学にも行けるかわからない状況に陥ります。その時に「家庭の事情でやりたいことができない理不尽さを感じたことが、CFA設立の原点となった」と言います。

中山さんに何度もインタビューをくり返す中で印象的だったのは「子育て家庭は孤立している」という言葉。
一般的には学童は子どもを預ける場所ですが、単純に預かるだけでなく、お子さんの成長や、親御さんの孤独に寄り添える第2の家庭でありたい…中山さんの思いこそが、CFAが多くの支持を集める魅力なのではないかと思います。

この出会いがきっかけで、救われる親子がいるはずです。
ぜひ、CFAの奨学制度の応援を、検討してみてはいかがでしょうか?

ハートネーションマガジンは『みんなのハートで社会をhappyにしよう!』をコンセプトに
社会課題と、それに向き合う人を応援するWEBマガジンです。

運営会社であるHeartnationでは
社会課題の解決に向き合うNPO団体を支援する事業を行っています。